はじめに
コンパイルプロセスをカスタマイズするために、さまざまなインターフェースが用意されています。一部の機能はインターフェース間で重複しています。たとえば、設定オプションは CLI フラグを介して利用できる場合がありますが、単一のインターフェースを通じてのみ存在するオプションもあります。次の概要情報から始めることができます。
CLI
ビルドを設定および操作するためのコマンドラインインターフェース（CLI）。特に、初期のプロトタイピングやプロファイリングの場合に役立ちます。ほとんどの場合、CLI は設定ファイルといくつかのフラグ（例：--env）を使用してプロセスを開始するために使用されます。
ランタイムAPI
rspack でモジュールを処理する場合、サポートされているさまざまなモジュール構文（特にメソッドと変数）を理解することが重要です。また、ランタイム Hot Module Replacement（HMR）は、ページ全体をリロードする必要なく、実行時にブラウザでモジュールを更新することで開発エクスペリエンスを向上させます。
JavaScript API
ほとんどのユーザーは、CLI と設定ファイルを使用すれば十分ですが、コンパイルのよりきめ細かい制御は、Node インターフェースを介して実現できます。これには、複数の設定の受け渡し、プログラムによる実行または監視、統計の収集が含まれます。
ローダーAPI
ローダーは、モジュールのソースコードに適用される変換です。それらは、ソースコードをパラメーターとして受け取り、変換を適用したそのコードの新しいバージョンを返す関数として記述されます。
プラグインAPI
プラグインインターフェースを使用すると、ユーザーはコンパイルプロセスに直接アクセスできます。プラグインは、コンパイル全体でさまざまな時点で実行されるライフサイクルフックにハンドラーを登録できます。各フックが実行されると、プラグインはコンパイルの現在の状態に完全にアクセスできます。