コンパイラフック#

概要#

environment#

設定ファイル内のプラグインの初期化直後、コンパイラ環境の準備中に呼び出されます。

• 型: SyncHook<[]>

afterEnvironment#

コンパイラ環境の設定が完了したとき、environmentフックの直後に呼び出されます。

• 型: SyncHook<[]>

entryOption#

Rspackオプションからのentry設定が処理された後に呼び出されます。

• 型: SyncBailHook<[string, EntryNormalized]>
• 引数
  • string: context と同じ
  • EntryNormalized: 正規化されたentry

afterPlugins#

初期の内部プラグインセットの設定後に呼び出されます。

• 型: SyncHook<[Compiler]>
• 引数
  • Compiler: 現在のコンパイラインスタンス

afterResolvers#

リゾルバーの設定が完了した後にトリガーされます。

• 型: SyncHook<[Compiler]>
• 引数
  • Compiler: 現在のコンパイラインスタンス

initialize#

コンパイラオブジェクトが初期化されるときに呼び出されます。

• 型: SyncHook<[]>

beforeRun#

コンパイラの実行直前にフックを追加します。

• 型: AsyncSeriesHook<[Compiler]>
• 引数
  • Compiler: 現在のコンパイラインスタンス

run#

ビルド実行の開始時に呼び出されます。

• 型: AsyncSeriesHook<[Compiler]>
• 引数
  • Compiler: 現在のコンパイラインスタンス

watchRun#

ウォッチモード中に、新しいコンパイルがトリガーされた後、コンパイルが実際に開始される前にプラグインを実行します。

• 型: AsyncSeriesHook<[Compiler]>
• 引数
  • Compiler: 現在のコンパイラインスタンス

beforeCompile#

コンパイルパラメーターが作成された後にプラグインを実行します。

• 型: AsyncSeriesHook<[]>

compile#

beforeCompileの直後、新しいコンパイルが作成される前に呼び出されます。

• 型: SyncHook<[]>

thisCompilation#

コンパイルの初期化中に、compilationフックを呼び出す直前に呼び出されます。

• 型: SyncHook<[Compilation]>
• 引数
  • Compilation: 作成されたcompilationオブジェクト

compilation#

コンパイルが作成された後にプラグインを実行します。

• 型: SyncHook<[Compilation]>
• 引数
  • Compilation: 作成されたcompilationオブジェクト

make#

makeフェーズの前に呼び出されます。

makeフェーズでは、Rspackはエントリから始めてモジュールグラフを構築し、ローダーを使用して各モジュールを処理します。

• 型: AsyncParallelHook<[Compilation]>
• 引数
  • Compilation: 現在のcompilationオブジェクト

afterCompile#

makeフェーズの後、sealフェーズの前に呼び出されます。

sealフェーズでは、Rspackはモジュールグラフからチャンクグラフを作成し、アセットを生成します。

• 型: AsyncSeriesHook<[Compilation]>
• 引数
  • Compilation: 現在のcompilationオブジェクト

shouldEmit#

アセットを出力する前に呼び出されます。出力するかどうかを示すブール値を返す必要があります。

• 型: SyncBailHook<[Compilation]>
• 引数
  • Compilation: 現在のcompilationオブジェクト

emit#

アセットを出力ディレクトリに出力する直前に呼び出されます。

• 型: AsyncSeriesHook<[Compilation]>
• 引数
  • Compilation: 現在のcompilationオブジェクト

afterEmit#

アセットを出力ディレクトリに出力した後に呼び出されます。

• 型: AsyncSeriesHook<[Compilation]>
• 引数
  • Compilation: 現在のcompilationオブジェクト

done#

コンパイルが完了したときに呼び出されます。

• 型: AsyncSeriesHook<Stats>
• 引数
  • Stats: 生成された統計情報オブジェクト

afterDone#

doneフックの後で呼び出されます。

• 型: SyncHook<Stats>
• 引数
  • Stats: 生成された統計情報オブジェクト

failed#

コンパイルが失敗した場合に呼び出されます。

• 型: SyncHook<[Error]>

watchClose#

ウォッチ中のコンパイルが停止したときに呼び出されます。

• 型: SyncHook<[]>

shutdown#

コンパイラが閉じているときに呼び出されます。

• 型: AsyncSeriesHook<[]>